ニュース: 生活 RSS feed
【訪問介護の今(中)】ヘルパーが注射…「医療行為」求められる苦悩の現場 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:国内女優
昨年末、埼玉県のある訪問介護事業所に、保健師助産師看護師法(保助看法)にもとづく県の立ち入り調査が入った。調査目的は「ホームヘルパーによる医療行為」の確認。県には、「この事業所の元ヘルパーがインスリン注射などの医療行為をしていた」との証言が寄せられていた。
■「告発」もとに立ち入り調査するも…
職員からの聞き取り調査では医療行為は確認できず、県は「過去にさかのぼっての調査権はない。現在確認できないのであれば、やりようはない」と指導を見送った。
県によると、ヘルパーの医療行為を確認するための立ち入り調査は珍しいという。だが、八戸大の篠崎良勝講師(介護労働学)が行った平成18年の調査では、ヘルパーの半数近くが医療行為をした経験があると回答している。
告発や申告がなければ明るみに出ないうえ、埼玉県のケースのように、証言があっても事業所側が否定した場合は厳しい措置を取りにくい。
こうしてヘルパーの医療行為は“野放し”となっている。


