MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【訪問介護の今(上)】“窃盗天国”招いた業界の「開き直り」 (3/3ページ)

2008.5.10 13:24
このニュースのトピックス強盗事件
平成19年6月、度重なる不祥事に頭を下げる当時のコムスン幹部ら。「真心を込めて介護を行います」という「コムスンの誓い」はどこに行ったのだろうか平成19年6月、度重なる不祥事に頭を下げる当時のコムスン幹部ら。「真心を込めて介護を行います」という「コムスンの誓い」はどこに行ったのだろうか

■未経験者でも研修1カ月で現場へ

 なぜ、ヘルパーによる窃盗が多発するのか。

 ホームヘルパーの資格には、1〜3級まで3段階ある。訪問介護事業者が採用の基準とするのは主に2級以上だ。2級の資格を取るには、130時間の研修が必要となる。

 元社員によると、コムスンは業界最大手になるためヘルパー2000人の採用を目指していた。「よほどのことがない限り応募者は断らない。断った場合、その理由書をつけなければならないほどだった」(元社員)という。

 当然、過去の経歴が問われることはなく、未経験者でも「1カ月の研修でヘルパー2級の資格を取得させ、すぐに派遣させていた」(同)。2人で介護先に行けば2人分の報酬が必要となるため、すぐに独り立ちさせる。ヘルパーとしての資質が問われる機会はなきに等しいのだ。

 拡大路線を続け、慢性的な人材不足に陥った業界。ヘルパー質低下の背景には、ビジネス至上主義という「開き直り」が見え隠れしている。

このニュースの写真

平成19年6月、度重なる不祥事に頭を下げる当時のコムスン幹部ら。「真心を込めて介護を行います」という「コムスンの誓い」はどこに行ったのだろうか
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。