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【お年寄りを孤立させない】(下) 障害者支援を基盤に (3/3ページ)

2008.4.23 08:38
このニュースのトピックス防災・交通安全
麦の郷には自治会や老人会関係者がしばしば出入りする麦の郷には自治会や老人会関係者がしばしば出入りする

 麦の郷は10年前、住民の要望に応じて、高齢者用の施設がない同地区に「高齢者地域生活支援センター」を開設。続いて「和歌山高齢者生活協同組合(高齢協)」の設立に参加し、介護保険事業や高齢者の仕事興しをしてきた。高齢協を通し、麦の郷の職員として働く高齢住民も多い。麦の郷の田中秀樹理事長は「地域に必要なものを、住民といっしょに作ってきた。拠点が1つできれば問題が持ち寄られる。閉じこもっている障害者や高齢者に出てきて、つながってほしい」と話す。

 鍵と鉄格子で隔離された閉鎖病棟から街なかへと、精神障害者の居場所を作ってきた麦の郷。障害者が住みやすい街は、高齢者にも安心な街だ。

 高齢者福祉といえば、まず介護保険と考えがち。しかし、高齢者の介護保険の要介護認定率は全国平均約17%(平成18年11月)。介護保険サービスだけでは、高齢者の孤立や緊急時の対応をカバーできない。福祉や医療の制度が、入所・入院から在宅へ転換するなか、高齢者の居場所のある街づくりが求められる。

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麦の郷には自治会や老人会関係者がしばしば出入りする
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