MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【ゆうゆうLife】介護 お年寄りを孤立させない(中) (1/3ページ)

2008.4.22 08:02
このニュースのトピックス病気・医療
三津屋商店街に溶け込む「デイサービス生活屋」。中の様子が、ガラス越しに見える=大阪市淀川区三津屋商店街に溶け込む「デイサービス生活屋」。中の様子が、ガラス越しに見える=大阪市淀川区

 □介護保険を補う街づくり

 ■商店街に居場所を作る

 介護保険のサービスだけでは、孤立するお年寄りの不安や寂しさを解消できません。求められるのは、街に安心して住み続ける工夫。大阪市淀川区の「デイサービス生活屋(いきいきや)」は、商店街にお年寄りの居場所を作ろうとしています。(寺田理恵)

 阪急神戸線神崎川駅前の三津屋商店街は、狭い道の両側に500メートル以上も小売店や飲食店が並ぶ。昔ながらの対面販売をする豆腐店、かまぼこ店、精肉店−。

 その中の1軒、介護保険の認知症デイサービスを提供する生活屋は、軒先の鳥かごと縁台が目印。自転車で通ってくる河本香代子さん(79)は「お母さん」と呼ばれている。

 要介護2だが、歩いて10分余りの自宅で1人暮らし。化粧し、帽子をかぶった姿や、テンポの早い会話からは、認知症とは分からない。

 この日はかぜで、のどの調子が悪かったが、職員と連れだって昼食に使う食材を買いに出た。

 青果店の店先で野菜を選んでいると、河本さんのしわがれ声を聞きつけた店の女性が、心配そうに顔をのぞき込んで言った。「お母さん、かぜ引いたん?」

 みそ汁の具に使う豆腐を買いに、1人でボウルを持っていくこともある。店側も「領収書を書くから待ってて」と、慣れた様子。

 生活屋に通う前から、この商店街を利用していた河本さんには顔なじみが多い。生活屋が休みでも、買い物に来ることがあるようだ。所々に空き店舗はあるものの、河本さんには慣れ親しんだ街並みなのだろう。

このニュースの写真

三津屋商店街に溶け込む「デイサービス生活屋」。中の様子が、ガラス越しに見える=大阪市淀川区
青果店で職員と昼食用の買い物をする河本さん(左)。しわがれ声に、店の女性が「お母さん、かぜ引いたん?」と気遣う

関連トピックス

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。