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問い合わせ殺到、後期高齢者医療 4・15ショックか
このニュースのトピックス:年金問題
後期高齢者医療制度で、保険料の公的年金からの天引きがスタートするのを翌日に控えた14日、厚生労働省や自治体窓口には「いくら引かれるのか」などの問い合わせが相次いだ。担当者らは「15日になればさらに電話が増える」と“4・15ショック”に備えた。
制度を運用する「後期高齢者医療広域連合」に臨時電話20回線を設けた神奈川県では、14日も朝から電話は鳴りっぱなし。「保険証が届かないといった相談が減り、『天引き額がいくらになるのか』という相談が増えた」『自分のは天引きしてくれるな』という懇願もある」と話す。
約2万2000人の対象者がいる東京都墨田区でも担当課の10本の電話は鳴りやまなかった。「なぜ年金から天引くのか」「去年の国民健康保険料よりも新制度の方が高くなっている」といった不満や反発の声が多い。窓口で1時間以上も愚痴をこぼす人もいた。
制度開始の4月1日以降、1日平均約500件の電話相談があるという世田谷区は「15日はさらに相談が増えるかも」と担当課職員総出で対応する。
東京都では準備の都合から天引きを10月からにしている自治体も多い。その1つ江戸川区では対象者が混乱を招かないように、全4万2000人に対して15日、天引きが10月からになることを再通知する。
山形県白鷹町では非対象者6人を保険料の徴収リストに加えるミスがあった。本来10月から徴収対象となる人を誤入力したのが原因。15日の年金支給までには修正が間に合わず、職員が徴収分を持参して謝罪するという。
全国で「4・15ショック」に直面する75歳以上の高齢者は約800万人とみられている。厚労省保険局には、天引き以外の問い合わせも多いといい、新制度への混乱の広がりをうかがわせている。