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【ゆうゆうLife】介護 認知症予防のできる「まち」(中)場の創出 (1/2ページ)

2008.4.8 08:30
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いきいき隊メンバーの永峰正康さん(左)。楽しみ、社会に役立つ感覚を抱けることが認知症予防につながる=北名古屋市いきいき隊メンバーの永峰正康さん(左)。楽しみ、社会に役立つ感覚を抱けることが認知症予防につながる=北名古屋市

 

楽しんで長く続ける

 「認知症予防に、脳の訓練をしなければ」と肩肘を張らなくても、楽しんでいたら、知らず知らずに認知症予防につながった−。地域に高齢者が楽しんで、続けたくなるような場が多ければ理想的です。そんな“場の創出”に、自治体の創意工夫が求められています。(清水麻子)

 「おじいちゃん、このくらいでいいかな?」「まだ軽いよ。お手玉を追加してみよう」

 愛知県北名古屋市で開かれた高齢者と小学生との交流会。昔の重さの単位、一貫(約3・7キログラム)をあてるゲームで、地域の高齢者組織「いきいき隊」のメンバーら約10人が“先生”になった。

 北名古屋市は平成14年度から、昔と今の橋渡しをすることで高齢者の閉じこもりを防ぎ、認知症を予防しようと、思い出ふれあい(回想法)事業を行っている。

 同じ時代を共有する高齢者同士が集まり、思い出を話し合う「回想法スクール」などを定期的に開催し、スクールの卒業生を「いきいき隊」に任命、地域活動をしてもらっている。介護保険事業の一環で、介護予備軍と健康な高齢者が対象だ。

 いきいき隊のメンバーで、先生役を務めた永峰正康さん(72)は「こま回しや割りばし鉄砲は子供たちが大喜びするのでやりがいを感じます。定年までは会社と家との往復で、地域の活動とは無縁でしたが、今では生きがいです」

 回想法事業の推進役で、国立長寿医療センターの遠藤英俊包括診療部長は「高齢者が主役となることで長く続けられ、自然と認知症予防になるのが回想法のいいところです」と話す。

                   ◇

 高齢者が楽しめる「場」が地域に多ければ、閉じこもりがちな人も外出しやすい。「物忘れが気になり始めた」など、放っておくと、要介護になる可能性が高い“介護予備軍”の人も自然に参加できる。

 遠藤部長らの研究によると、回想法を行うことで、軽度の認知症の人でも、発言が的確になるなど、コミュニケーション能力が上がり、喜怒哀楽も豊かになる。

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いきいき隊メンバーの永峰正康さん(左)。楽しみ、社会に役立つ感覚を抱けることが認知症予防につながる=北名古屋市
区の認知症講座をきっかけに知り合った友人と旅行の日程づくりをする石井英儀さん(中)=東京都練馬区

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