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【ゆうゆうLife】介護 自力でトイレに行ける住宅改修(下) (1/3ページ)
■業者任せにせずコスト減の工夫
介護保険の住宅改修は、1人20万円が上限。大規模なリフォームは難しく、手すりの設置で済ませがちです。しかし、福祉用具の利用や、生活習慣の見直しによって、少額でも効果の高い改修が可能です。(寺田理恵)
座って調理できるキッチン。ワンタッチで操作できる水栓。「品川区バリアフリー住まい館」(東京都品川区)では、バリアフリー住宅や福祉用具の使い勝手を体験できる。区の委託で運営するのは、1級建築士事務所「レック研究所」代表の安楽玲子さんだ。
「気楽に動くことができれば、自然に料理をするようになり、栄養状態の改善も期待できる。動きやすくすることは、結果としてリハビリ効果を生む」と話す。
安楽さんは、品川区から依頼を受け、介護保険や区の助成制度の利用者を訪問する住宅改修アドバイザー。ケアマネジャーや施工業者と相談しながら、どのような改修が適切かを助言する。図面や見積書のをチェックや、終了後の再訪問で工事内容の確認も行う。
多くの事例を手がけた経験から「一般に業者は目いっぱい、手すりを付ける。利用者も『手すりをつけてください』という要望が多いが、トイレまで手すりにつかまって歩くより、歩く距離が一歩でも短い方がいい」という。
90歳代の女性の事例では、家族から「夜間にベッドからトイレに行けるよう、途中にある和室の押し入れや床の間にも手すりを付けてほしい」と要望があった。
改修では、ベッドから行くという発想を転換し、ベッドをトイレに近い部屋に移した。そして右開きだったトイレのドアを、開けたときに回り込まずに済むように左開きに付け替えた。ドア周辺に手すりを2本設置し、取っ手を握りやすいタイプに換えた結果、改修費11万円でトイレに行きやすくなった。
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