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認知症高齢者SOSネット広まる (1/3ページ)
このニュースのトピックス:少子・高齢化社会
認知症による徘徊(はいかい)で行方不明になった高齢者を、地域で連携して保護する「SOSネットワーク」が各地に広まっている。昨年12月、茨城県内で高齢女性が老犬と寄り添い一夜を無事に過ごしたことが話題になったが、冬場は夜間の徘徊で死亡する高齢者が後を絶たない。早期発見に力を発揮するSOSネットへの注目度は今後高まりそうだ。(田辺裕晶)
疲れ果ててトボトボ歩く男性に、警察官が声をかけた。「東原一郎さんですね? 疲れていませんか? のどは渇いてないですか? じゃあ、自宅に帰りましょうね」
昨年5月、群馬県沼田市内の60歳代の認知症高齢者が徘徊で行方不明になったとの想定で、捜索訓練が行われた。家族から捜索依頼を受けた沼田署が地元のミニFM局や郵便局、新聞販売店など約40の協力団体に連絡する。ラジオ放送で市民に情報提供を呼びかける一方、警察官らが巡回。2時間後、市内の国道沿いでタクシー運転手が発見し、保護された。