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【ゆうゆうLife】医療 がん患者が使えない介護保険(下) (2/4ページ)

2007.12.5 08:05
このニュースのトピックス病気・医療

 患者サイドからは、これ以外にもいくつかの使いにくさが指摘されている。

 例えば訪問看護には、医療保険と介護保険のいずれにもサービスがある。しかし、自身の利用するサービスがどちらになるかは分かりにくい。

 厚生労働省によると、医療保険と介護保険がいずれも使える場合、原則、介護保険が優先される。しかし、末期がんは診療報酬で訪問看護が頻回に認められる「特定疾病」のひとつ。訪問看護では医療保険が適用される。

 しかし、患者の自己負担は介護保険なら1割。医療保険なら、3歳以上70歳未満は3割。患者や家族からは「負担が大きい」と、不満の声も出るようだ。

 「介護保険の申請をしたのに、訪問看護が介護保険の1割でなく、医療保険の3割負担であることに納得せず、使い控えをする利用者もいる」というのは、白十字訪問看護ステーション(東京都新宿区)の秋山正子所長だ。

 中には、「医療保険ではなく、介護保険で支払いたい」と、譲らない患者の家族とのトラブルを避け、差額を負担する訪問看護ステーションもあるという。

 それでも、秋山所長は「在宅ケアは、入院に比べれば負担が数分の1。その点を理解して、うまく利用すればよいのでは」と、介護保険や公費助成などの利用を勧める。

 東京都の5分の1にあたる10の市区では、介護保険の適用が間に合わない患者を対象に、電動ベッドなどの福祉用具が1割負担で使えるなどの公費助成をしている。東京都は「残された時間が限られた患者には、介護保険の適用は困難がある。少しでも利用者負担が軽くなるよう、公費助成を推奨している」とする。

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