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【ゆうゆうLife】 がん患者が使えない介護保険(上) (1/3ページ)
このニュースのトピックス:介護
昨年4月から、末期がんの患者が在宅療養をする場合、介護保険が利用できるようになりました。患者からは「介護ベッドを使いたい」などの声が上がります。しかし、数週間から1カ月で看取(みと)りを迎える末期がん患者の場合、介護保険の申請をしても、要介護認定が間に合わないケースも多く、改善の余地が指摘されています。(北村理)
都内に住む、あるがん患者は病院から退院し、1カ月もたたずに亡くなった。申請していた介護保険の認定が下りたのは、葬儀のその日だったという。
患者の家族から苦情を受けた、おもて参道ケアプランセンター(東京都渋谷区)のケアマネジャー、池田麻理さんは「末期がんの場合、患者さんは数日から週単位で容体が変わる。しかし、介護保険サービスを受けるための認定作業には約1カ月かかる。退院後に申請したのでは、手遅れになることも少なくない」と話す。
しかも、末期がんの患者は一般に、退院時に自力で歩くことができる。その状態で介護保険を申請しても、要介護認定は低くなりがちだという問題もある。
池田さんは看護師として、がん患者の在宅ケアをした経験から、「末期がんの方は慢性疾患の方の5倍くらいのスピードで病状が進む」と指摘する。病状の進行に、介護保険の利用が追いつかないのが実態だ。
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