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【ゆうゆうLife】介護報酬 ヘルパーへの配分(3) (2/3ページ)

2007.11.21 09:35
このニュースのトピックス就職・転職

 施設には、入所者の要介護度に応じた介護報酬が支払われるため、要介護度が4や5の重度者でベッドが埋まると、収入は高くなる。空床が生じてもすぐに埋まるので、安定した収入が見込める。

 一方、訪問介護の収入は、利用者の入院や死亡に左右される。介護報酬の高い重度者が1人減ると、報酬が大きく減る。しかし、利用者数が多ければ、急に1人や2人減っても影響は抑えられる。施設と違い、利用者を増やす余地はある。「ベッド数が限られる施設は、満床にすれば売り上げが頭打ち。一方、在宅はマーケットが大きい。だからコムスンは、顧客数増にこだわった」とする。

 中山さんのいた事業所では、介護報酬のほぼ半分が職員の給与。残りはほとんど本社が取った。赤字の事業所の補填(ほてん)に回す分もあり、全額が本社の取り分ではないが、「六本木ヒルズの家賃や本社社員の給料、宣伝広告費は、どう捻出(ねんしゅつ)するんだろう」と、話題にしていたという。

 介護報酬を上げれば、ヘルパーの賃金は上がるのか。見極めには、まず介護報酬の配分を把握する必要がありそうだ。

                   ◇

 都内で複数の事業所を持つ訪問介護会社を経営する男性は「介護保険導入当初の『開拓時代』は右肩上がり。事業所を増やせばもうかりました。コムスンも人がそろわないうちに、どんどん拡大したんでしょうね」とみる。

 「うちは、事業所の所長が基本給のほかに、業績給を取っていました。ヘルパーの賃金は他と同程度でしたが、所長の中には年収1000万円の人もいました。しかし、介護保険法の改正で会社全体が2割の減収となりました」と明かす。

 事業所を統廃合し、所長の給与も見直した。しかし、売り上げに占める人件費比率は約80%。「本社経費を削れるだけ削るしかない」という。

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