[PR]
ニュース: 生活 RSS feed
【ゆうゆうLife】介護 特養に入れない!(下)優先順位の機能不全 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:介護
優先度が高い人が入所できないことについて、NPO法人「特養ホームを良くする市民の会」(東京都新宿区)の本間郁子理事長は「これだけ入居者の重度化が進むと、特養側の努力にも限界がある。国の人員配置基準を見直すべきではないか」と指摘する。
特養の人員配置は、入所者100人に対して、看護師は3人。介護職員は31人。夜勤はお年寄り25人に対して、介護士は1人。「20歳そこそこの介護士が夜間、1人で亡くなる人を看取(みと)ることもある」(本間理事長)という。
これに対して、厚生労働省老健局計画課の内山晃治課長補佐は「入所選考は公正にやってもらいたい。ただ、医療ニーズの高い人は、特養よりも、老人保健施設の方が向いているのではないか」と話す。
しかし、やや古いが、平成13年の「介護サービス施設・事業所調査」によると、胃ろうなど経管栄養の人は、特養で4・9%なのに対して、老健では2・3%。たんの吸引の必要な人は、特養に3・6%なのに対して、老健に1・8%。逆転現象が生じているのが現実だ。
厚生労働省は「国としては、24時間体制で看護師を常駐させるなど、医療強化型の老人保健施設の整備を検討している」(内山補佐)とする。医療ニーズの高い待機者の受け皿として、老人保健施設の整備を進めるというわけだ。重度の要介護者が、特養であれ、老健であれ、門前払いを食わされずに済むようになるのは、いつのことだろうか。
[PR]
[PR]