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【日本の未来を考える】成田空港、致命的な3つの欠陥 (1/2ページ)
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成田空港は国際線、羽田空港は国内線という硬直的な棲(す)み分けは、できるだけ早く見直す必要がある。成田空港には国際線の拠点として致命的な欠陥が3つある。
1つは国内線のハブとなっていないため、地方空港を利用する人は羽田から成田への長時間移動を強制されることだ。地方空港から韓国の仁川空港経由で欧米に行く人が増えているようだが、これは成田の弱点を見事に突かれた結果だ。2つ目の欠陥は夜間早朝の離発着ができないことだ。出発便で見ると、最終便が夜10時ごろ出た後は、始発便が出るのは朝の8時50分ごろとなっている。10時間以上出発便のために空港を利用していないということになる。ちなみに、シンガポールやドバイといった国際空港はこの時間帯に100便以上が出発している。
3つ目の欠陥は、都心からの距離が遠いということだ。成田空港が開港したころは、海外旅行といえばその主流は欧米であった。10時間以上かける欧米であれば多少の時間をかけて都心から移動するのも仕方ない。しかし、近年はアジア便が圧倒的に増えている。アジア地域の経済成長が著しく、今後の日本の経済活力を確保するためにもアジアとの連携が重要になってくる。しかしソウルや北京に2、3時間で飛ぶのに、都心から2時間近くかけて空港まで出かけるのはあきらかに不便である。
こうした諸々の要因から、羽田空港をもっと積極的に国際線に利用しようという論議が出てくるのは当然である。早朝や夜間を利用すれば、ハブ空港としての威力を最大限に発揮できる。たとえば、成田を夜10時ごろ出るパリ便がある。
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