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【静かな有事】第1部 少子化…崩れる社会(4)放置され続けた危機 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:労働・雇用
「少子化対策の第一歩は“恋愛・結婚”から」−。小渕優子少子化担当相の有識者会議「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」が6月23日にまとめた提言書は、恋愛や結婚に関する政策対応を政府に求める従来とは一味違う内容となった。
小渕氏は「これまで『地域の活性化』『家族のきずな』だとかきれい事ばかりで、地に足のついた議論がなかなかできなかった」として、提言書を高く評価したが、提言書がメディアに大きく取り上げられることはなかった。スローガン先行で実現性に乏しかったためだ。
小渕氏に限らず、歴代の少子化担当相はさまざまな取り組みを行ってきた。ただ、少子化担当相が本気で取り組もうとすればするほどハードルも高くなる。専任スタッフは10人ほど。予算獲得や政策立案は厚生労働省や文部科学省など所管官庁が行うからだ。縦割り行政の前に、どんな立派なアイデアも絵に描いたもちに終わりかねない。

