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【大人の社会見学】佐竹ガラス “輝き”作る繊細な職人技 (1/3ページ)
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幼いころ、祭りの夜店で、裸電球の光に輝くトンボ玉やガラスの動物たちに心躍らせた人も多いのではないだろうか。そんなガラス工芸品の材料となるガラス棒を製造する工場が、大阪府和泉市の「佐竹ガラス」だ。砂や鉱物のくすんだ粉末を輝くガラスに変える職人の技に目を見張り、完成したガラス製品の数々にどこか懐かしさを感じた。(文・八木択真、写真・甘利慈)
流行追うガラス玉
JR阪和線信太山駅近くの静かな住宅街の一角。国の登録有形文化財に指定されている重厚な木造の工場は静けさに包まれていた。
作業が始まる前の工場を通り抜け、先にショールームに案内してもらう。そこには色とりどりのガラスの玉や動物たちがずらり。「年配の人は懐かしさを感じるみたいで、『昔、親に買ってもらったなあ』という声をよく聞く」と社長の佐竹保彦さん(62)。きらびやかな品々は、工場見学で訪れる人たちのおみやげとして人気という。
隣接する工房ではトンボ玉やガラスビーズづくりが行われていた。工場で作られたガラス棒をバーナーの炎で溶かし、銀ぱくや別の色のガラスを織り交ぜながら完成する色鮮やかなガラスの玉は、全国のアクセサリー店に出荷されていく。
ショールームで人々の目を楽しませるガラス玉は、ファッションの世界では服を引き立たせる脇役。服の流行は刻々と変化するため、ガラス玉の売れ筋の色も毎年変わるという。
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