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「自転車だとばかり…」 フル電動自転車の取り締まり開始 大阪府警
動力の特定が難しく、摘発が困難だった「フル電動自転車」について、大阪府警は27日、全国で初めて道路交通法違反での摘発を含めた取り締まりに乗り出した。繁華街での利用者が増え、ヘッドライトなどを整備しないままで夜間に事故を招くケースも目立っており、府警は「徹底的な取り締まりで市民の安全を守りたい」としている。
フル電動自転車は、サドル下に搭載したモーターでペダルをこがずに走行できる。道交法上は「原動機付自転車」に分類され、公道の走行にはナンバーの登録や免許の所持、方向指示器や速度計などの整備が必要とされる。
しかし、大半は方向指示器やバックミラー、ヘッドライトなどを備えておらず、事故が多発していた。
道交法では、車両の動力の大きさで「種別」を区別しているが、フル電動自転車の動力の大きさの測定が困難だったため摘発できず、指導や警告にとどまっていた。府警は独自に動力の検査装置を開発し、市場に流通する2種類の種別を特定、無免許運転や整備不良など道交法違反容疑での摘発が可能になった。
府警はこの日、フル電動自転車の利用者が多い大阪・ミナミで集中的な取り締まりを実施した。
1カ月前から乗り始めたという大阪府寝屋川市の男性(21)は、免許証が失効していたため無免許運転になると指摘され、「チャリンコだと思っていた」と青ざめていた。
大阪市天王寺区の自営業の女性(31)も「これまで警察官に呼び止められても『それ速いね』といわれただけで、注意すらされなかったのに、いきなり取り締まるなんて…。モーターを取り外して乗っても違反になるみたいなので、これからは自宅に置いておきます」と話した。
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