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【大人の社会見学】日清食品 インスタントラーメン発明記念館 (1/2ページ)
100年に1度の不況で気分が滅入(めい)りがちな大人も、童心に帰って堪能できる施設などを紹介する「大人の社会見学」。第1回はカップヌードルなどでおなじみの日清食品が運営する「インスタントラーメン発明記念館」(大阪府池田市)を訪ねた。何げなく日々食しているインスタントラーメンの「奥深さ」を知ることができた貴重な一日となった。
世界に一つ
記念館は、日清食品の創業者、安藤百福氏がチキンラーメンを世に送り出した大阪府池田市にある。阪急宝塚線池田駅から徒歩約5分。白レンガ造りの建物は平成11年にオープンし、今年10周年を迎えた。
館内は約23メートル続く「インスタントラーメン・トンネル」から始まる。日清食品の歴代製品約800種類が壁や天井を覆い尽くす。「あっ、あれ食べたことある」「えっ、これ知らん」…そんな言葉が自然と口から飛び出す、楽しい空間だ。そしてトンネルを抜けると、そこは、オリジナルのカップヌードルを作ることができる「マイカップヌードル・ファクトリー」。
カップを購入し、カラーペンで楽しくデザイン。次に麺(めん)をセットして、さあ味付けだ。4種類の中からスープを1つ、12種類の中から具材を4つ選べる。味の組み合わせは実に5460通り。記者は醤油(しょうゆ)ベースのスープに、エビ、グリーンアスパラ、ひよこちゃんナルト、そしてこの日の特選具材「大判焼豚」をチョイスした。世界に一つだけのオリジナルカップヌードルを求め、来訪者は後を絶たないという。
魔法に挑戦
2階に上がり、いよいよメーンイベント、予約待ち状態が続く「チキンラーメン手作り体験工房」に挑戦だ。ここでは、かつて「魔法のラーメン」といわれた、あのチキンラーメンを生地から手作りできる。参加者48人がそろいのエプロンとバンダナを身につけ、作業台に並んだ。
まずは、ボールの中で山芋などが入った小麦粉と、かん水などが含まれるねり水を混ぜる作業だ。「生地が黄色くなるまで混ぜて!」。スタッフから細かい指示が飛ぶ。5分ほど、ひたすら混ぜる。予想していた以上に大変だったが、幼少時の遊びを思いだし、実に楽しい。中高年の蕎麦(そば)打ちブームもわかるような気がした。
麺棒で押さえた後、製麺機に移動。十分に生地をのばしたら、切り刃で麺状に切り出し、約20センチの長さにカットする。20センチというのは、箸(はし)を使う日本用の長さで、食用の道具の違いに合わせ、食べやすい長さを決めているそうだ。続いて、1食の麺の重さ100グラム(出来上がりは85グラム)を量り、7分ほど蒸す。蒸しあがった熱い麺にチキンエキスなどで味付けをすると、辺りには食欲をそそるおいしそうな香りが広がった。








