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【探訪】豊饒の海に浮かぶ“レリーフ” 熊本県宇土市・御輿来海岸 (1/2ページ)

2009.1.25 10:33
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まるで三日月のパッチワークのほうに、夕闇に浮かび上がった御輿来海岸の潮紋。この日は中潮だったが、視界いっぱいに広がる不思議な光景に圧倒された=熊本県宇土市(古厩正樹撮影)まるで三日月のパッチワークのほうに、夕闇に浮かび上がった御輿来海岸の潮紋。この日は中潮だったが、視界いっぱいに広がる不思議な光景に圧倒された=熊本県宇土市(古厩正樹撮影)

 有明海は今、ノリ収穫の最盛期を迎え、立ち並ぶノリひびの間を漁船が行き交う。3月末にノリシーズンが終わるとアサリの収穫が始まる。まさに“豊饒(ほうじょう)の海”である。

 日が沈み、灯台に明かりがともった干潟に、無数の三日月形の潮紋が浮かび上がっていた。風が吹くと、薄暮の空の色を反射した水面が波立ち、紋様を白く縁取る。干満の差が大きい有明海の大自然がつくる幻想的な“レリーフ”に息をのんだ。

 熊本県宇土(うと)市の戸口町から赤瀬町までおよそ5キロに広がる御輿来(おこしき)海岸。その昔、景行天皇(第12代)が熊襲(くまそ)征伐のため九州を訪れたさい、あまりに美しい風景を目の当たりにして御輿を止められた、というのが名前の由来といわれている。

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まるで三日月のパッチワークのほうに、夕闇に浮かび上がった御輿来海岸の潮紋。この日は中潮だったが、視界いっぱいに広がる不思議な光景に圧倒された=熊本県宇土市(古厩正樹撮影)
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