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【平成世代20歳の主張】(3)NPO指導員・江口達也さん (2/2ページ)
「どうしたら、社会を知ることができるのか」。そんなことを考えていたとき、たまたまNPOの関係者と知り合い、「子供とかかわる経験になる」と活動に携わることになった。
串本での昨夏の総合学習。地元の小学生らとともに海に潜った。海底で群青色に光るサンゴを見た子供たちは「身近に、こんなにきれいなものがあったんや」と驚きの声を挙げた。子供たちの目の輝きを見て、「海の魅力を伝える喜びを実感した」という。
しかし、楽しいことばかりではない。ときには子供たちに厳しく接しなければならないこともある。夏のキャンプに参加した中学生の男子生徒が、地元の漁師に対して礼を欠く態度をとったことがあった。「海に対する好奇心があるのに、もったいない」。こう男子生徒をしかると、態度が少しずつ礼儀正しくなった。「自分の言葉で、成長してくれるのがうれしい」
最近は社会の出来事にも関心を持つようになった。「未成年の事件があると教師は『まじめな子だった』などとしか言わない。ちゃんとその子を見ていたら違う見方ができるはず。親と同じくらいの愛情で生徒と向き合いたい」。海のような広い心で子供たちを受け止めようとしている。(板東和正)
◇
■えぐち・たつや 和歌山県出身。中学2年のときから教師を目指す。大阪教育大学教育学部に入学。一昨年8月からNPO法人「海と自然の体験学習協会」の指導員を務め、全国の小中学生を中心に、海の泳ぎ方や自然環境を教える。現在、スキューバダイビングのインストラクターの資格取得に向け勉強中。
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