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【平成世代20歳の主張】(1)囲碁棋士・井山裕太さん (2/2ページ)

2009.1.10 08:00
このニュースのトピックス10代
平成世代20歳の主張・井山裕太さん(桐山弘太撮影)平成世代20歳の主張・井山裕太さん(桐山弘太撮影)

 日本は囲碁界でかつては世界のトップを走っていた。しかし、最近は韓国や中国の選手に押され気味だ。10年ほど前、囲碁をテーマにした漫画の影響で、囲碁ブームがわき起こったが、子供たちにとってまだ身近とはいえないと感じている。「おじいさんが打つというイメージを壊したい」。そんな野望を持つ。

 10代最後の昨年、初めて、各国の予選を勝ち抜いた選手が対戦する世界選手権富士通杯本戦に出場。台湾や韓国など世界トップレベルの棋士と戦った。2回戦で敗退したが、“世界”が視界に入った。「囲碁は年齢に関係なくどんな相手にも挑戦できる。世界を舞台に戦うぼくの姿を見て、子供たちが囲碁を始めたいと思ってくれれば」と願う。

 快進撃を続けながらも、肝に銘じている師匠の言葉がある。「天狗(てんぐ)になっちゃ、そこで終わり」。江戸時代の棋譜は今も残る。「自分はまだ完成型だとは思っていない」と話す青年棋士は、数百年後まで残る“平成の棋譜”を作っている。(高瀬真由子)

 ■いやま・ゆうた 大阪府東大阪市生まれ。日本棋院関西総本部所属で、石井邦生九段門下。17年、阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦で公式戦最年少で優勝し、19年、棋聖戦リーグ、名人戦リーグにいずれも最年少で参加。20年、名人戦挑戦者に決まり、最年少で八段になった。

 今年は平成生まれが20歳を迎える。各界で活躍が期待され、これからの時代を創(つく)る若者たちの姿を追う。

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平成世代20歳の主張・井山裕太さん(桐山弘太撮影)

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