[PR]
ニュース: 生活 RSS feed
東北大病院で勤務医の超勤手当不払い 2年間で5500万円
このニュースのトピックス:救急搬送受け入れ問題
東北大学病院(仙台市)で、勤務医が申告した超過勤務時間を大学側が勝手に30時間でカット、超過分の手当てを支払わなかったとして、仙台労働基準監督署が東北大に対し、是正勧告と指導を行っていたことが6日、分かった。同大は平成18年度と19年度の2年間で、計約5500万円が支払われていなかったとして、今月中に全額を追加で支払う。
同大広報課によると、同大では国立大学が法人化した16年度から医師にも時間外手当が支給されることになり、大学病院の勤務医は報告書で時間外勤務を自己申告し、超過勤務手当が支払われることになっていた。しかし、大学側は勤務医が報告してきた時間にかかわらず、毎月30時間で超過勤務時間を打ち切り、超過勤務手当を支給していた。
仙台労基署は19年12月、勤務医に正しく超過勤務手当が支払われていないとして同大を指導し、20年3月には是正を勧告。これを受け同大が調査した結果、超過勤務対象にならない個人的な研究時間や宿日直手当、救命救急診療手当が支給されている時間などを除く不払いの超過勤務手当が、18年度で116人の約2672万円分、19年度で147人の約2797万円分あったことが判明した。
同大は19年にも仙台労基署から是正勧告を受けており、事務職員234人の時間外労働などが一部不払いだったとして、職員に18年9〜11月の3カ月計約996万円の不払い分を追加で支払っている。
勤務医の超過勤務時間を勝手にカットしていたことについて、同大人事課は「病院の業務や診療時間と、(超過勤務対象にならない)研究時間との線引きがはっきりせず、実態把握が難しかったため、打ち切った」と説明している。
[PR]
[PR]