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100年先の世代に「だんじり祭り」を 材料の植林プロジェクト始動 (1/2ページ)
100年後のだんじり祭のために−。大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」の地元の曳(ひ)き手有志たちが、だんじり祭を将来の世代に引き継ぐための新たなアクションを起こしている。消耗品である「コマ」(車輪)の材料の国産マツの減少をきっかけに、だんじりに使用するさまざまな木材を植樹する「泉州だんじりの森プロジェクト」を推進する取り組み。だんじり製作時の廃材のリサイクルなどで収益を得て、だんじりづくりに必要な木の植林を行う循環型のだんじり保存を目指す。
マツの生育を見据えた「100年の計」は、だんじりのコマの材料不足への懸念から始まった。
だんじり研究家で同プロジェクト準備委員会委員の萬屋誠司さん(34)によると、泉州地方のだんじりは総数275台あり、年間で約1600個のコマが使用されている。
だんじりは、スピードに乗ったまま直角に曲がる「やりまわし」が最大の見せ場。約4トンのだんじりを支えるコマは損傷が激しく、毎年多くのコマが各町のだんじりで使用されている。
直径約60センチ、幅約30センチのコマの材料は、粘りが強く割れにくいアカマツが利用されてきたが、マツクイムシ被害もあって国産材が激減。合板材のコマも開発されているが、萬屋さんは「だんじり製作ができるある工務店が『マツ材のコマは数年先までしか安定して確保できない』と言うほど深刻な状況です」と危機的状況を訴える。
このため萬屋さんら研究家やだんじり運行の責任者である年番長らが、「だんじりを守るためにアクションを起こそう」と一致。昨年12月初旬に準備委員会の設立総会を開き、第1弾の取り組みとして同月13日には、泉佐野市内で泉佐野市公園緑化協会と共催して「泉州だんじりの森@コスモ山植樹祭」を開催した。
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