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【外信コラム】ポトマック通信 チェーンマン
先日、米国人の友人宅に遊びに行ったとき、7歳の息子ゲイブリエル君のアメリカンフットボールの試合があるというので、一緒に応援に出かけた。会場に着くと友人から「チェーンマンをしよう」と誘われた。
アメフットはテレビでみることはあっても、実際に試合にかかわるのは初めてだったので、何のことかわからなかった。よく聞くと、チェーンとはプレー開始の地点と、次の攻撃権を得られるファーストダウン獲得地点を示す目印のことで、2本のオレンジ色の棒の間のチェーンの長さは10ヤード(約9メートル)ある。
子供たちに迷惑をかけてはいけないと、真剣にプレーをみながら、彼らがフィールド上を動くたびに、目印を持ってサイドラインを行ったり来たりした。
小学校低学年はタックルは危険なので、腰にひもをぶらさげて、それをとればタックルしたとみなす。後方には数人のコーチが陣取り、攻撃の度に次のプレーの指示を与えていた。ときにおとりのプレーヤーに相手方がつられ、独走タッチダウンをすることも。作戦があたったことに大人のほうが喜んでいるようでもあった。
アメフットというと、氷点下のなかでの観戦もあるが、観客たちは辛抱強くみている。なぜ米国人はアメフトに熱狂するのかよく理解できなかったが、少年たちを応援する親の姿をみると、納得できたような気がした。幸い、チェーンマンの登場が必要な微妙な判定の場面もなく、無事試合は終わった。(有元隆志)
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