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【外信コラム】ポトマック通信 リサイクル・クリスマス
このニュースのトピックス:金融危機
クリスマスシーズン、家族や友人とのプレゼントやカードの交換は米国人にとって大切な習慣だ。しかし、経済危機による雇用不安の広がりで、消費者の財布のひもは一段と固い。低迷する歳末商戦の中で唯一活気があるのが、リサイクルショップだ。
家財道具や衣料品、玩具など家庭で不必要となったモノを回収して販売する専門店で、普段なら入国して間もない移民層が顧客の中心だが、この年末は、贈り物を割安な価格で買い求める一般客でにぎわっている。小売業界全体が不振な中で、業界団体によるとリサイクル店の売り上げは前年比35%の伸びという。
隣人のひとり、グラフィックデザイナー、ジェニファー・ゲナコスさん(47)も、今年のプレゼント購入は中古品で済ませた。「この経済情勢では、仕事がいつ解雇されるかも分からないから、今年はお金はかけられない」。クレジットカードの利用もやめた。
クリスマスカードの購入もやめて手作りにした。家庭菜園で収穫した野菜をピクルスにして贈り物に加えてみた。
「お金をかけない贈り物は意外と楽しい。今までずいぶん無駄をしてきたことも分かるわ」とジェニファーさんは、DIY(自分でやろう)派のクリスマスをすっかりエンジョイしているようだった。金融危機は米国人を浪費家から倹約家へ変えたが、クリスマスを楽しむ姿勢は変わっていない。
(渡辺浩生)
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