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JR脱線事故負傷者の川井みな子さん、22日にディナーショー

2008.12.19 12:19

 平成17年4月のJR福知山線脱線事故で負傷した元宝塚ジェンヌの川井みな子さん=兵庫県宝塚市=が22日、大阪市内のレストランで、事故後に交流を深めた漫才コンビ「宮川大助・花子」の大助さん(58)、花子さん(53)夫妻らとともにディナーショーに出演する。大けがをした両足には今も痛みが残り、体調は万全とはいえないが「舞台に立つと力がわく」と川井さん。事故のショックを乗り越え、復活の歌声を力強く響かせる。

 ショーで川井さんは、約70人の招待客の前で今年10月末に自主制作した初のCDアルバム「私のラブソング」の表題曲など計4曲を歌う。

 川井さんは平成元年の初舞台から退団するまで約10年間、星組の娘役「万理沙(まりさ)ひとみ」として活躍。退団後はボーカルレッスンの講師などをしていた。事故当日はたまたま脱線した快速電車の3両目に乗り合わせ、事故に巻き込まれた。

 右足のひざを粉砕骨折し、左足のひざの靱帯(じんたい)を損傷。入院は半年間に及び、松葉づえの生活は2年間続いた。「もう元のように動くことはできない」と落ち込んだこともあったという。

 そんな川井さんの心を救ったのが、家族や宝塚歌劇時代の同期生をはじめ、周囲の人たちの激励だった。

 大の宝塚ファンである花子さんもそのひとり。花子さんは事故後、川井さんの病室を何度も訪れては励まし続けた。

 逆に昨年2月、大助さんが脳出血で倒れたときには、まだ松葉づえを使っていた川井さんが大助さんの病室を訪れている。

 このとき、大助さんから「良くなったら一緒に何かやろう」と誘われたことがきっかけとなり、今回のディナーショーが実現した。

 川井さんは現在も週2回、リハビリに通っている。寒い冬は足の痛みで満足に歩けないこともある。事故後、ゲスト出演で2度舞台に立ち、今年6月には大阪市内で単独ライブも行ってはいるが、人前で歌うことへの不安や重圧は消えない。

 それでも「音楽活動は元気なころの自分に戻れるもの」と目を輝かせる川井さん。「今後も活動の幅を広げていきたい」と力強く言い切った。

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