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【人、瞬間(ひととき)】あの服 モデル・冨永愛さん(26)(下) (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ファッション
■偏見の壁をはねのけて
アジア人モデルに対する西洋人の偏見と、闘い続けてきた。
「アジア人は黒しか似合わない、華がない、セクシーじゃない、豪華じゃないっていう。すごく厚い壁。それをぶちこわしてやる、見返してやる、という思いが支えになっていました」
ミラノコレクションで、ドルチェ&ガッパーナに呼ばれたときのことだ。与えられた服は、ひざ下まで丈のある白い無地のロングコートに白のパンツ。ところが、実際に服を着たモデルをデザイナー自身がチェックする「フィッティング」の段階になって、いきなりデザイナーがイタリア語で文句を言い始めた。
「言葉ははっきりとはわからなかったけれど、『お前はイメージに合わない』みたいな感じだった。ののしられて、シッシって追い出された」
「モデルは天職」と言い切る冨永が、悔しくて、移動の車で泣いた。
「この野郎、一生、あんたのショーには出てやらないって…。ま、次のシーズンで出てやったけどね(笑)」
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