ニュース: 生活 RSS feed
【集う】モンゴル学術シンポジウム「モンゴル高原の環境問題を考える」(東京都世田谷区の日大文理学部百周年記念館)
ユーラシア大陸の東西交易路として、さまざまな民族が交流を深めてきたシルクロード。日本はその東端に位置するといわれ、1000年以上前から、シルクロードを使って西方民族の文化や歴史を自らに取り入れてきた。
それらの民族のうち、中国や朝鮮については日本との関係の研究が進んでいるが、モンゴルについてはほとんど進んでいない。「日本人の起源をさかのぼればモンゴルに行き着くところが多く、文化や習慣でも影響は大きいはず」(日大文理学部の島方洸一学部長)というモンゴルの文化や歴史を知ろうと、研究者らが集まり、シンポジウムを開催した。
シンポジウムの話題の中心になったのがモンゴルの環境問題。内モンゴル地域では、これまで草原のある地帯を転々としていた遊牧民が定住するようになったことで、定住地域の草原を家畜が食い尽くし、砂漠が拡大しているという。
酪農学園大環境システム学部の星野仏方准教授は、「黄砂の発生場所が内モンゴル地域に北上している」とする分析結果を紹介。日本にも影響を与えるアジア内陸の黄砂の一因が遊牧民の定住にあるという見方を示した。
日大文理学部地球システム科学科の遠藤邦彦教授は「モンゴルの砂漠化は、環境や植生にも大きな影響を与える。気候や気象をモニターしていくシステムを整備すべき」と話した。
日大文理学部では、シンポジウムに合わせて24日まで、モンゴル遊牧民の住居「ゲル」を展示するなどした企画展を開催。平成21年4月からは、モンゴル国立大と教職員や学生の交流を深めるための協定を締結し、両校のみならず、両国の関係強化も図る。
シンポジウムに参加したモンゴル国立大のラウンチン・サミアー副学長は「日本とモンゴル双方の将来を支える学生や若手研究者の育成は、両国の発展に必ず寄与できると信じている」と期待を込めた。(小川寛太)
このニュースの写真
関連ニュース
- 【集う】「五代目古今亭今輔33回忌」7日、東京・新宿の京王プラザホテル

- 【集う】今あらためて問う! 東京裁判(13日、東京都千代田区の科学技術館)
- 【集う】北島康介、応援党首に就任 東京五輪招致大集会

- 【集う】残間里江子さんの「クラブ・ウィルビー」キックオフパーティー

- 【集う】近代製鉄発祥150周年 (1日、東京都千代田区の帝国ホテル)

- 【集う】リシャール・コラス氏の旭日重光章受章を祝う会(東京都千代田区の帝国ホテル)

- 【集う】オリエント急行20周年のつどい(東京・池袋のホテルメトロポリタン)
- 【集う】小津安二郎「晩春」を聞く(神奈川県鎌倉市の西御門サローネ)

- 【集う】企業の生物多様性保全に関するシンポジウム(東京都千代田区の中央大学駿河台記念館)


