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【ふるさと便り】ひと足早く迎春 大しめ縄作り・愛媛
西日本最高峰で日本七霊山の石鎚山をご神体とする石鎚神社(愛媛県西条市)で初詣客を迎える大しめ縄が出来上がった。作業に携わった氏子ら約50人がひと足早く「おめでとう」と歓声をあげた。
長さ約8メートル、重さ約200キロの大しめ縄2本と、長さ約5メートルで重さ約80キロのしめ縄が1本。1昨年までは専門業者に任せていたが、専任の技術者が引退することとなり、「伝統の技を継承しよう」と同神社氏子会が製作を引き継いだ。
ところが、材料となるワラで節が長く真っすぐな青稲は入手が困難。「そこで(同市内に)2反の田を借り受け、昔ながらの稲作で約半年をかけて材料を育てることから始めたんです」と同会のメンバーで同神社の宮大工棟(とう)梁(りよう)、曽我部藤夫さん(61)。
境内に積み上げられたワラは7本1組の束にしたうえ、1束ずつ結い込んで太らせていく。すべて手作業だ。この作業だけで約50人が4日間を費やした。
しめ縄作りに携わった松山市の主婦(62)は「心を込めて作りながら、ありがたい気持ちに満たされていきました」。
出来上がった大しめ縄2本は今月中旬、石鎚山7合目にある同神社の中宮成就社本殿と見返り遙拝殿に、もう1本は標高1975メートルの頂上社に来年6月中旬ごろ飾られる。
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