[PR]
ニュース:生活 RSS feed
【街物語】(44)日本初の刑務所のラジオ生放送 DJは住職 (1/5ページ)
このニュースのトピックス:浜崎あゆみ
「こんばんは。すっかり寒くなりましたね。きょうのテーマは『今年1年を振り返って』です。みなさんはどんな1年を過ごしたのでしょう」
午後7時半、軽快な声が響き、いつものように番組が始まった。毎月1回、月末の月曜日に放送される富山刑務所内限定のラジオの生番組「730ナイトアワー」だ。
DJを務めるのは地元の曹洞宗「清源禅寺」住職、川越恒豊(67)。「方丈豊」という名で、昭和54年の放送開始以来29年間、1度も休まず続けてきた。
番組は、受刑者がリクエスト曲とともに添えてくる200字以内のコメントを紹介しながら進められる。
《2人の子供がいます。ダメなパパでごめんね》
《70を過ぎた年老いた母が面会に来てくれました。ずっと心配をかけてばかりで、申し訳ないです》
受刑者はさまざまな思いをコメントに託し、彼にぶつけてくる。
テレビはすべて消され、受刑者全員が聞き入る。「放送中はいざこざもなくみな静かになる。それだけ楽しみにしているんですよね」と看守長は言う。






