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【外信コラム】ポトマック通信 当選の実感

2008.11.21 03:36
このニュースのトピックス世論調査・アンケート

 シカゴ市内のホテルで7日午後開かれた記者会見。3日前の米大統領選で当選したばかりのオバマ氏は、会場に入るなり「ワォ」と低い驚きの声をもらした。前の席に座れたので、肉声がよく聞き取れた。

 「オバマ政権」の誕生まで約2カ月となり、本人や主だったブレーンは、地元シカゴに陣取って政権移行の準備に忙しい。物々しい警備陣に囲まれた姿はすでに「大統領」の貫禄(かんろく)十分だが、ここでふと気にかかる。オバマ氏が大統領当選を本当に実感した瞬間は、一体いつだったのか。

 選挙当日の4日夜、シカゴのグラントパークで「米国に変革が訪れた」と語った勝利宣言? 歴史的な瞬間だが、イベントが大きすぎて選挙遊説の続きに近かったのではないか。終盤の世論調査であれほどリードを広げてしまうと、感激のわき方も大接戦を制した後とは違ったことだろう。

 冒頭に書いたオバマ氏の驚きは、大統領当選者となったことを本人が実感したために違いない。当選後初となったこの記者会見で、現職大統領に対する儀礼と同様に、集まった記者は一斉に起立してオバマ氏を迎えた。当選1回の上院議員時代とは様変わりの礼遇だけに、本人も旧知の記者に向けて照れた表情を浮かべていた。

 ちなみに、初会見を締めくくった一言は「ボンジュール」。質問の機会を求めて大声で叫ぶフランス人記者へのあいさつだった。(山本秀也)

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