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山田風太郎のマージャン短歌直筆原稿 兵庫で公開中
歴史伝奇小説で知られる作家、山田風太郎(大正11〜平成13年)がマージャン熱が高じて、歌人の石川啄木の歌集「一握の砂」をパロディーにしたマージャン短歌の直筆原稿が見つかり、風太郎の出身地、兵庫県養父市の「山田風太郎記念館」で初公開している。24日まで。
風太郎は生前、文壇とは距離を置いていたが、唯一、推理作家の高木彬光(大正9〜平成7年)とは親密に交流。高木からマージャンの手ほどきを受け、一時はほぼ毎日、風太郎の自宅などでマージャンを楽しんでいた。しかし30年以上も知人や家族とマージャンに親しみながら、風太郎は最後までマージャンの点数計算ができず、他人に任せていたとのエピソードがある。
風太郎は、その好きなマージャンへの思いを仲間内に知ってもらうねらいで、400字詰め原稿用紙4枚に計22首を書きつづった。時期は不明だが、一緒にとじていたメモから昭和54年ごろとみられる。
「麻雀の卓にむかひていふことなし麻雀の卓はありがたきかな」
「つもり来れどつもり来れどなほわが手楽にならざりじっと手をみる」
「夜あけまで牌もてあそぶ場所にありて家をおもへば心冷たし」
マージャン短歌は、風太郎研究家の有本倶子さん(養父市在住)が風太郎の自宅(東京)で2年前に見つけた。有本さんは「啄木ファンにとってはまゆをひそめる内容かもしれませんが、替え歌の絶妙なうまさは風太郎の教養の深さを感じます」と、高く評価している。
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