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引き際の美学、どこへ!? 政治家に見る情けなさ 甘え許す社会反映 (1/3ページ)

2008.11.19 08:12
このニュースのトピックス安倍元首相
高瀬淳一・名古屋外語大大学院教授高瀬淳一・名古屋外語大大学院教授

 最近、「引き際」や「往生際」が格好悪い人たちが多いように思える。政治家は言葉が命といわれるが、一国の首相でさえ、恨み節や逆ギレで評価を下げる始末。忠臣蔵を例に引くまでもなく、日本には散り際の美学が生きていたはず。どうしてこんなことになったのか。識者に聞いてみた。(村上智博)

                   ◇

 「すがすがしく感じましたよね」

 「武器としての〈言葉政治〉」(講談社)を著した名古屋外大大学院教授、高瀬淳一さん(49)が、「これぞ引き際の美学」と指摘したのは、米大統領選で敗者となったマケイン氏が、勝ったオバマ氏をたたえたシーンだ。「子供や孫により良い米国を引き継ぐため、次の大統領に協力しよう」と結束を呼びかけた。

 「でも、日本のリーダーはこうはできない」と高瀬さん。

 福田康夫前首相が退任会見で「私はあなたとは違う」と記者に逆ギレした件や、安倍晋三元首相が「民主党首との討論を断られた」と恨み言を残して辞任したことなどを例に挙げ、「後味の悪さばかりが目立つ」と嘆く。

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高瀬淳一・名古屋外語大大学院教授
ノンフィクション作家の黒井克行さん

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