[PR]
ニュース: 生活 RSS feed
池袋「人世横丁」57年の歴史に幕 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:団塊の世代
東京・池袋の名物居酒屋街「人世横丁」が31日夜、最後の明かりを消した。敗戦後の闇市から出発し、サラリーマンの哀感を赤ちょうちんのぬくもりで包んで57年。店舗の老朽化や、店主たちの高齢化から有終の美を選んだ。「昭和」がまた一つ遠くなった。
人世横丁はJR池袋駅の東口、ビルの谷間にぽつんとある。昭和26、27年に作られた木造2階建て。赤ちょうちんの店38軒が肩を寄せ合ってきた。「人生」ではなく「人世」。開業時に中心となった天ぷら店主が「人の世にはいつも横丁がある」と名づけたという。
往時は、現在のサンシャインビルの場所にあった「巣鴨プリズン」から外出許可を得た戦犯たちが息抜きに訪れ、釈放後に横丁の女たちと3組の夫婦が生まれた。日本のゲイバーの草分けだった「グレー」には江戸川乱歩や美輪明宏さんが足しげく通ったという。
近年はレトロな雰囲気が人気を呼び、ドラマのロケにも使われたが、昨年6月、都内の業者から再開発を打診された。横丁の店主で作る組合は建物の老朽化や店主の高齢化、後継者難から売却を決意。今夏から閉鎖が始まり、1軒だけ残っていた「幸(こう)ちゃん寿司」がこの日、最後の客を迎えた。
このニュースの写真
関連ニュース
関連トピックス
[PR]
[PR]


