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【内外紀行】奈良・五條の旅 地元愛が守る城下町 (1/5ページ)
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奈良県中西部に位置する五條市。吉野川や伊勢街道を中心に交通の要衝として古くから栄え、藩主・松倉家が治めた江戸時代からの城下町の家並みが今も残っている。今年は、郷土の名君・松倉重政(1574〜1630)の功績をたたえる催しも行われており、街は例年以上の活況に。情緒ある町並みを散策しながら、日増しに秋色を深める風景を堪能した。(栗井裕美子)
五條観光最大の見どころは、何といっても市中心部の新町通りに残る古いたたずまい。慶長13(1608)年に二見城主となった重政が整備した城下町で、吉野川沿いの約700メートルに、間口10・8メートル、奥行き23・4メートルの町家が規則正しく並んでいる。重政は、町の振興策として税を免除して商人を優遇したため、町が繁栄し、結束が強まった。今年は、重政入部からちょうど400年に当たる。
土の色合いを残して舗装された道路の南側には、ランプ仕立ての街灯が連なる。カメラを構えると「こっちから撮るときれいですよ」と、柔和な笑顔の男性が教えてくれた。
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