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産廃埋め立て地が「野鳥の楽園」に 大阪・堺
大阪府堺市の湾岸部にある産業廃棄物の埋め立て地で、絶滅危惧(きぐ)種を含む100種以上の野鳥の姿が確認されたことが6日、日本野鳥の会大阪支部の調査でわかった。このうち20種以上は繁殖もしており、大阪支部は「人間が出したゴミでできた負の遺産を、正の遺産に変えるチャンス」。埋め立て地で植樹などを行っている府も「人や鳥が共生できる森づくりを進めていく」としており、鳥獣保護区への指定も検討しているという。
埋め立て地は府が所有する「堺第7−3区」で、広さは阪神甲子園球場70個分の約280ヘクタール。府はこのうち100ヘクタールで平成16年から、府民や企業とともに植林を進める「共生の森づくり事業」を進めており、残りのエリアでは、大規模な太陽光発電所(メガソーラー)の建設などを構想している。
大阪支部によると、野鳥は堺第7−3区のほぼ全域で確認された。この区域はほとんどのエリアが立ち入り禁止のため、野鳥の営巣や繁殖が進んだとみられる。17年から現地調査を進めてきた野鳥の会は、これまでに101種の野鳥を確認。9種は絶滅危惧種で、タカ科のチュウヒなど、このうち4種は繁殖も確認された。
「2月には1日で11種の猛禽(もうきん)類が目撃されるなど、『野鳥の楽園』となっている」と、調査を行った大阪支部幹事の清水俊雄さん(69)。
大阪支部は9月、チュウヒなどの生息調査への協力を府に要請。府も、野鳥の生息に配慮しながら植樹などを進める意向で、鳥獣保護区指定に向けた現地調査なども検討している。
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