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【鉄道ファン必見】西武「E31形」年度内に引退へ 5日の横瀬車両基地イベントに登場 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:鉄道マニア
小さな車体で長編成の貨車を牽引する姿が鉄道ファンを魅了してきた西武鉄道の「E31形」電気機関車が今年度内で引退する予定だ。私鉄で唯一本格的な貨物輸送を行ってきた同社は、多くの電気機関車をそろえてきたが、今回引退する「E31形」4両は最後の現役車両だった。交換時期を迎えた機器類の調達が困難になったという。横瀬車両基地(埼玉県横瀬町)で5日開かれる鉄道イベントで展示される。
どでかい“兄貴”に小さな“弟”
「ノッチ(アクセル)を入れると、貨車は“ぶら”の状態ですから、遊んでいた連結器が『ガッガッガッガッ』と大きな音を立てて伸びていく。あれがいいという人もいますが、こっちは(貨車が)重いなあと感じますよ」
10年前から「E31形」に乗務する池袋線乗務所の大舘二郎指導係長(55)が出発するときの様子を再現する。
「E31形」は昭和61年6月から62年3月にかけて所沢車両工場(所沢市)で4両製造(車両番号はE31〜34)された。外装はクリーム地に赤い帯。車体の台車に近い部分を黒く塗り、“胴長”に見えないよう工夫したという。
自重約41トンあるものの、全長は約11メートルと通勤車両の半分しかない。パワーも「私鉄最大の電気機関車」といわれた“兄貴分”の「E851形」に比べてはるかに劣っていた。
同社車両課は「セメント輸送の需要が減り、高出力の機関車は必要なくなったことが背景にあるのだろう」と推測する。セメントを輸送するにはパワー不足だった「E31形」は、甲種輸送と呼ばれる自走できない新造車両をJR貨物から引き継ぎ、JR秋津駅(東京都東村山市)から車両基地まで牽引したり、工臨(工事臨時列車)と呼ばれるレールに敷く砕石の運搬などに従事したという。
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