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【航空ファン必見】潜水艦狙う海の鷹 大海原で警戒、監視

2008.9.21 13:41
このニュースのトピックス航空ファン
鹿児島県鹿屋市にある第211教育航空隊の哨戒機SH60J。機首下部には左右にESMセンサーがみえる。鹿児島県鹿屋市にある第211教育航空隊の哨戒機SH60J。機首下部には左右にESMセンサーがみえる。

 島国日本の広大な海を守る海上自衛隊にとって、最大の脅威は潜航して姿を見せずに遊弋(ゆうよく)する潜水艦だ。その潜水艦を探知し、追尾する役割を担うのが全天候型哨戒ヘリコプターのSH60JとSH60K。「シーホーク(海の鷹)」の愛称を持つ。

 操縦士や航空士の学生教育を行っている鹿児島県鹿屋市にある第211教育航空隊(211教空)の協力で、シーホークを間近で撮影した。ここは海自の回転翼(ヘリコプター)操縦教育の中心地だ。操縦教官や航空士教官による厳しくも愛情のこもった教育訓練が行われる。

 両機は、米国GE社製のエンジン、シコルスキー社の機体を三菱重工業とIHIがライセンス生産している。Jは従来型で、Kはその性能向上改造型となっている。この両タイプが全国の航空部隊や護衛艦上に配備され、大海原の警戒監視を続けている。

 写真のJ型は全長19・76メートル、全高5・18メートル、重量6・2トン。出力1800SHPのエンジン2機で最大速度149ノット、航続距離約600キロの性能を持つ。

 前席には正副の操縦士が座り、後部には航空士がレーダーをにらみながら潜水艦の音を探知するソナーに耳を澄ます。211教空を巣立った学生は第一線に配属され、今日もどこかで「獲物」を追っている。

このニュースの写真

鹿児島県鹿屋市にある第211教育航空隊の哨戒機SH60J。機首下部には左右にESMセンサーがみえる。
4枚のメインローターの先端。推力と揚力向上のため独特の形をしている。
鹿屋の第211教育航空隊所属のSH60J。ローターが回転を始め、離陸のための走行開始直前。
護衛艦の格納庫などの狭い場所に格納するために、メーンローターのブレードを折りたたんだ状態のSH60J。
機首前方の左右下部(黒い円の部分)には、敵の電波を受信、分析するためのESMセンサーがついている。ESMセンサーは前後左右の計4カ所。その左、機番47の7の下に伸びるのは艦艇とのデータリンクのアンテナ。
機体横にあるマーカーシューター。中に12本のマーカーが入っており、目標物近くの海面に落とすと白いスモークが出て、発見が容易になる。
機体後部の左右にあるESMセンサー。
左後部から前をみるとESMセンサー、マーカーシューター、FDR(フライトデーターレコーダー)が見える。
機体側面のFDR(フライトデータレコーダー)。航跡や交信が記録される。機が海に墜落したときは、自動的に浮遊し、ライトがフラッシュしてその存在を知らせる
機体右側面に装着された磁気探知装置(MAD)。機体から後方に長くケーブルを延ばし、水中で潜水艦が通過した際などに乱れる地球の磁場を探知する装置
磁気の乱れを探知するMADは潜水艦発見の強力な装置だ
テールローターと飛行安定のためのスタビレーター
SH60Jのコックピット
訓練飛行のための離陸前点検
正面からみたSH60J。操縦士が飛行前点検でメーンローターを入念に見る
海自回転翼機は、機長と副操縦士が離陸前に飛行前点検を必ず行う。エンジンカバーを外してエンジン周辺を点検中
綿密な点検は飛行安全に不可欠なため、学生教育でも徹底して行われる
左後方からみたSH60J

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