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四季彩る「最も美しい」和装 大出一博氏、阿久悠氏エッセーとコラボ写真集 (1/3ページ)

2008.8.24 09:21
このニュースのトピックス伝統芸能
大出氏が撮影した和装の女性大出氏が撮影した和装の女性

 ファッションプロデューサー、大出一博氏(66)が、作詞家の故阿久悠氏と共著の写真集「華―君の唇に色あせぬ言葉を―」(産経新聞出版)を来月出版する。大出氏が撮影した花と女性の写真に、阿久氏がエッセーを寄せたものをまとめた。ファッションブランドの裏表を知り尽くした大出氏ならではの「美」があふれ出る一冊だ。(小川真由美)

 大出氏の経歴は日本のファッション史そのものだ。1975年、パリコレクションで成功を収めた高田賢三氏の凱旋(がいせん)公演を実現。その後もジャン・ポール・ゴルチエ、クリスチャン・ディオール、シャネル、ルイ・ヴィトンなど高級ブランドのイベントや、山本耀司、三宅一生などのショーを手がけてきた。

 今回の写真集に登場する花は、桜や蓮、紅葉など日本の四季。そして女性は皆、着物姿だ。洋服という西洋文化を発信してきた大出氏のイメージとは違うようにも見えるが、世界中のモデルを見てきた大出氏にとって「日本の女性が最も美しいのは和装だ」という。

 「プロポーションでは日本人は西洋人にかなわない。洋服はあくまでかっこいいという感じ。だが着物は、どんなに派手な色でもどこかに優しさが出る。日本の女性が着物を着たときの襟足やしぐさには、他の国の女性に負けない色気と美しさがある」

 具体的な理屈がある。「人間の動作は体から手足が離れず、体全体のラインが波状になるほど女性らしく見える。逆に、体から手足が離れた格好や動作ほど男性的」なのだという。「着物は帯を締め、全身が布に覆われるので、着るだけで動きに制限が出て体と手足が離れにくくなる」というわけだ。茶道や能、歌舞伎など、型と規律の中に美を見いだす日本の伝統芸能の美意識と共通する。

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大出氏が撮影した和装の女性
大出一博さん
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