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古都・奈良の神話を語り継ごう 神職ら伝承へスクラム (1/2ページ)
古都・奈良で歴史に埋もれつつあるさまざまな神話や伝説を後世に伝えようと、奈良県神社庁が調査・顕彰のための委員会を設置し、掘り起こし作業に乗り出した。資料収集などを進め、平城遷都1300年となる平成22年を目標に、伝承地のマップなどを完成させる方針。日本人の心を見つめ直す取り組みで、委員には春日大社(奈良市)や橿原神宮(橿原市)など県内の神社関係者が名を連ねており、神職らがスクラムを組んで「神話の宝庫・大和」をアピールする。
古代史の舞台だった奈良県内では古事記や日本書紀に残るものをはじめ、神社や庶民の間でも多くの神話や伝説が語り継がれてきた。
神武天皇と八(や)咫(た)烏(がらす)に関するエピソードや、春日大社に伝わり「奈良のシカ」のルーツともいわれる白鹿に乗った神降臨の伝承、雄略天皇と大神の出会いにまつわる一(ひと)言(こと)主(ぬし)神社(御所市)の伝説など神社の祭神にまつわる神話も多く、神と自然、人との共生もうかがえる。
しかし、宮崎や島根などと比べて、奈良では「神話の国」としてのイメージが根付いていないのが実情で、庶民レベルでの伝承も失われつつある。このため奈良県神社庁は、日本人の心が詰まった神話を伝えようと、神話と古跡を顕彰する委員会を6月に設置。春日大社の岡本彰夫権宮司を委員長に、橿原神宮や大(おお)神(みわ)神社(桜井市)の神職ら委員約10人でスケジュールなどの検討を進めている。
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