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森下仁丹、さらば100年の拠点  玉造から枚方、年内移転 (1/3ページ)

2008.8.18 20:39
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「思い出の詰まった玉造を離れるのはさびしい」と語る釜口良誠さん=大阪市中央区(梶原紀尚撮影)「思い出の詰まった玉造を離れるのはさびしい」と語る釜口良誠さん=大阪市中央区(梶原紀尚撮影)

 「サラリーマンのエチケット」として古くから親しまれている口中清涼剤「仁丹」を製造する老舗医薬品メーカー「森下仁丹」が今年末、本社工場と研究施設を大阪市中央区玉造から大阪府枚方市に移転する。玉造に拠点を置いて今年で100年。この地で生み出された独自のカプセル技術は今夏、日本生物工学会の生物工学技術賞にも輝いた。周辺住民にとってもシンボルのような施設で、郊外に移ることになる研究者らは「挑戦の歴史を刻んだ地を離れるのはやはりさびしい」と惜しんでいる。

 「寝食を忘れて研究に没頭した日々だった」

 森下仁丹で研究一筋の人生を送ってきた研究開発本部主幹、釜口良誠さん(53)は振り返る。そんな拠点は老朽化が進み、新たな技術や商品を生み出すためには、移転が必要不可欠の選択肢になった。ここでは仁丹などの看板商品が製造されてきただけでなく、チャレンジの現場だった。

 釜口さんは健康食品ブームにわいた昭和57年に入社。同社が特許を持つ独自のカプセル技術を健康食品に応用する研究チームに配属された。

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「思い出の詰まった玉造を離れるのはさびしい」と語る釜口良誠さん=大阪市中央区(梶原紀尚撮影)

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