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【外信コラム】サワディーバンコク カンボジアへの投資熱
先日、カンボジア総選挙の取材のため首都プノンペンを訪ねた際、変わりつつある街の顔を見た。韓国籍企業の高層マンション建設の看板が至る所に立ち並んでいるのだ。中心部に建設予定のビルは地上42階建て。1平方メートル当たり最高三十数万円と、これまでの物件とはけた違いの価格だという。私営カジノを除けば、低層建造物が主流の町並みが、数年後には様変わりする気がした。
取材で会った選挙関係者らも、選挙の話を終えると「韓国による投資熱がここ数年顕著だが、日本企業のカンボジアへの投資動向はどうなるのか」という質問をぶつけてきた。自動車は日本製も少なくないが、電子機器など韓国製品を見る機会が増える中で、地元実業家らの疑問は「ベトナムなどに進出する日本がなぜカンボジアには消極的なのか」にあるという。
昨年、訪日したフンセン首相は、東京都内で記者会見した際、外資の扱いについて「特定の国家を優先させる施策はとらない。ただ、早期の投資については利潤を得られる優遇策を考えたい」と述べた。すでにカンボジア経済は4年連続で10%以上の成長を記録し、当分投資家の注目が集まるに違いない。
それにしても、韓国が積極的なのはなぜだろう、と考えていると、助手がこう言った。「フンセン首相の自宅の隣は韓国大使館なので、関係も深くなるかも」。むろん、そんな話は一笑に付した。(菅沢崇)
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