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【停車場ストーリー】JR東北線・新田(にった)駅 水鳥が飛来する名勝地の駅 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:停車場ストーリー
宮城県北部に位置し、広大な田園地帯の中にひっそりとたたずむJR東北線・新田駅。駅の北側には、渡り鳥の飛来地として知られ、ラムサール条約にも登録されている湿地「伊豆沼・内沼」が広がる。夏はハスの花が水面を埋め尽くし、冬は渡り鳥の大群が飛び交う。駅から続くハイキングコースを歩けば、貴重な自然を身近に観察することができる。
新田駅は明治27(1894)年に開業した。上りは多くの路線が乗り入れる要所、小牛田駅や仙台駅、下りは隣接する岩手県の要所、一ノ関駅とつながっており、古くから地元住民の重要な足として利用されてきた。道路が発達し、車の利用が増えた現在も、朝夕の通勤時間帯はスーツ姿の乗客が多く、名勝地という雰囲気はあまりない。
「それでも以前よりはだいぶ寂しくなりましたよ。買い物客が車で移動するようになったからでしょうか。駅前の商店街も、今はほとんどの店がシャッターを閉めてしまった」と話すのは、駅員の伊藤昭爾さん(63)だ。
駅周辺の約 200台が止められる登米市営無料駐車場は、平日はほとんど埋まる。伊藤さんは「田園地帯とはいえ、住宅も点在します。車で駅まで来て、電車に乗り換えて通勤する人が多いようです」と説明する。
商店街を抜け、10分も歩くと伊豆沼のほとりに着く。伊豆沼と内沼の面積は合わせて約 390ヘクタール、東京ドーム80個分以上の広さがあり、これまでに 200種類以上の鳥類が確認されている。中でもガンが多く、日本に渡ってくるガンのうち約8割が伊豆沼に姿を現すといわれているほどだ。
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