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動いた!日本最古の水門施設−岡山
現存する船通しの閘門(こうもん)施設として日本最古といわれる岡山県の史跡「倉安川吉井水門」(岡山市吉井)で、地元の保存会が3日、56年ぶりに水門の堰(せき)板を可動させ、子供たちが船に乗って水門を通過、世界遺産登録をめざす文化財の素晴らしさをアピールした。
岡山・後楽園などを造営した岡山藩郡代、津田永忠(1640−1707)の残した土木構造物のひとつ。吉井川と旭川を結ぶ約20キロの運河・倉安川の吉井川側に設けられた取水口(水門)で、高瀬舟も通過できる閘門機能を備え、「船だまり」、「護岸」、「水門」など往事の姿をそのままにとどめている。
この日は津田永忠顕彰会の小嶋光信会長ら200人が参加。岡山大学の馬場俊介教授は「こうした水門構造物が現存するところは世界でも類がなく、世界最古級と言ってよい」と解説した。
水門の堰板は昭和27年の吉井川の河川改修以来使用されていなかったが、56年ぶりに地元の若者たちが「鳥居巻き」と呼ばれるハンドル装置を回すと、堰板は少しずつ上下して、現在でも可動することが証明された。
子供たちは3、4人ずつ、保存会の徳田一郎会長が操る川舟に乗って幅3・3メートルの水門を往来し、「すごい」と感嘆の声を上げていた。
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