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200年前の「落書き」反省文 滋賀・長命寺で6通発見

2008.7.26 23:55
このニュースのトピックス
長命寺から発見された「楽書誤証文」=大津市の琵琶湖文化館長命寺から発見された「楽書誤証文」=大津市の琵琶湖文化館

 西国三十三カ所霊場の第31番札所である長命寺(滋賀県近江八幡市)に落書きをした巡礼者が、約200年前に書いた「反省文」が同寺から発見された。

 世界遺産に落書きをした学生が処分されたり、野球部の監督が解任されたりと社会問題化する落書き問題。今回発見された反省文は、寺側が巡礼者を教育しようと書かせたものとみられ、滋賀県教育委員会の担当者は「宗教者として、(巡礼者に)本来のモラルを取り戻してほしいと願ったものでは」としている。

 発見されたのは「楽書誤証文」6通。寛政11(1799)年から享和2(1802)年に書かれたもので、いずれも縦約25センチ、横約35センチ。6通とも「書いた本人だけでなく、同行している責任者も一緒に謝り、また、これ以後道中でも落書きはしないと誓う」とほぼ同じ内容で、書いた本人と責任者の氏名と母印が押されている。

 証文に記されている住所は、現在の茨城や島根、新潟など。当時は、東海道の名所・旧跡を図解・説明した「東海道名所図会」が刊行された直後で、全国的に旅行ブームが起きたとされる時期。一般大衆が寺院を参拝するために、旅に出ることが可能になったこともうかがえるという。

 県教委は「責任者にも署名させ連帯責任を問うており、厳しいようにもみえるが、あくまでも証文を出したという思いを巡礼者の心に印象づけ、本来のモラルを取り戻してもらうことが大切だったのでは」と分析している。

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長命寺から発見された「楽書誤証文」=大津市の琵琶湖文化館
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