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【航空ファン必見】小牧基地で空中給油機KC767を見た! 最新鋭装備を激写

2008.7.26 14:10
このニュースのトピックス航空ファン
KC767の機首KC767の機首

 航空自衛隊が初めて導入した空中給油機KC767が、空自小牧基地(愛知県小牧市)に新設された空中給油・輸送実用試験隊で試験を続けている。

 空中給油機はF15戦闘機やF2戦闘機に飛行しながら給油する航空機で、垂直尾翼下部に装備されたブームと呼ばれる「管」を下げ、内部からさらにホース状のものを延伸、それを戦闘機などの給油口に差し込んで、燃料補給を行う。

 防衛省では空中給油機導入で(1)訓練空域までの往復燃料を節約でき、戦闘機などの訓練の効率化が図れる(2)戦闘機などが長時間上空に待機することが可能になり警戒監視能力が向上する(3)国際貢献などで現地への到着時間短縮が可能になる−などのメリットがあるとしている。

 空自が導入したKC767は米ボーイング社製の旅客機B767ー200型を改造、空中給油ブーム、遠隔給油操作ステーションIIシステムが装備されている。機内は貨物室として利用も可能で、空自では輸送機として災害派遣などでの運用も予定している。

 全長約49メートル、全幅約48メートル、全高約16メートル。輸送機として運用する際は人員200人、貨物なら約30トンの積載が可能という。

 胴体下部には給油を受けるために後方下部から接近する戦闘機などを誘導するためのカメラ3台が設置され、機内コックピット後ろの操作ステーションで映像を見ながら戦闘機パイロットに細かい位置情報を伝える。

 さらに、電波情報を出すことができない状況では、武装を一切していないKC767は「敵」の攻撃に無防備であることから、その存在を隠すために、機体下部には「誘導用ライト」が2列装備されている。ライトの点滅、色で戦闘機を誘導する。

 防衛省は平成14年度から17年度までに合計4機を調達。今年2月に初号機が納入され、現在2機を保有している。

このニュースの写真

KC767の機首
小松基地で整備中の航空自衛隊初の空中給油機KC767
KC767を収容する巨大な格納庫
貨物機仕様のため非常口を除いて窓が全て塞がれたKC767
空中給油機以外に輸送機としての任務も担うため、胴体内部は貨物スペースとなっている
KC767のテール部分には空中給油の際に下がりさらに伸びるブームが装着されている。先端の左右にある黒い部分が翼の役割を果たしてブームを安定させる。この中を燃料が通って戦闘機に給油する
KC767のテール部分と空中給油用ブームの先端のアップ。中央のブームの中にのぞいているのが戦闘機につながる延伸部分の先端
後部に接近して空中給油を受ける戦闘機を監視、誘導するためのカメラ。KC767後部下部に設置され、後ろ、後ろ斜め左と右用に3台のカメラが設置されている
アクリル製の窓は火災発生時などに容易に破壊されることから全て塞がれているKC767
KC767機体下部には空中給油を受ける戦闘機を無線誘導すると給油機の存在が敵に分かってしまう状況で、無線を使わず戦闘機を誘導するためのライトが装備されている。緑、赤などのライトを点灯することで戦闘機を空中給油位置まで誘導する
空中給油用ブームの先端、ブームを安定させる翼が装着されている。筒状の先端からさらにホース状のものが伸びて戦闘機に燃料を送る
前方左につけられたタラップ上からみたKC767

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