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【Re:社会部】地震の備え 頭の訓練も
東京・霞が関の警視庁に1本の井戸が掘ってあります。大地震で断水した際に飲料用などとして使うため、地下120メートルまで掘削した井戸です。
1日の揚水能力は1440トン。警視庁では1日に700トンを使うため、残りは被災者に給水されます。いつ発生してもおかしくない大地震への備えです。
死者1万3000人、負傷者17万人、帰宅困難者650万人、全壊建物85万棟。平成48年までに70%の確率で発生するとされているマグニチュード(M)7級の首都直下地震による想定被害です。警察の備えとして、水の確保以上に欠かせないのが訓練です。
警視庁は取り壊し予定の民間ビルを活用し、倒壊を想定して重機を使った救助訓練などを繰り返していますが、「手足の訓練とともに頭のトレーニングとなる図上訓練も大事」と幹部は指摘します。
地震対策では指揮系統を確保した上で、被害状況を把握して効率的に警察官を救助現場に投入する必要があります。そのためにも、図上訓練で時間の経過に伴った種々のシミュレーションを重ねておくことが、いざというときにあわてずにすむ備えとなるわけです。
帰宅困難となったとき、どう行動するか。家族の安否確認の方策は? 頭の訓練は私たちにとっても有効なようです。(創)