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「兄弟石」が結ぶ縁 江戸時代の大坂城再築で使われず 香川県・小豆島と青森県野辺地町 (1/2ページ)
江戸幕府による大坂城再築の際に石垣用に切り出されたまま使われなかった、香川県土庄町小海(小豆島)の花崗(かこう)岩の「残石」の一部が、青森県野辺地町で石畳として使われていたことがわかった。石畳の“ふる里探し”をしてきた同町の江渡正樹さん(63)の調査で判明、今秋にも両町の有志が相互に訪問し合って本格的な確認調査を行うことにしており、江渡さんは「これを機会に両町の交友関係を築きまちおこしをしたい」と意気込んでいる。
野辺地町の石畳は、明治時代には同町本町のメーンストリートに敷きつめられていたことが分かっている。昭和11年ごろにコンクリート舗装工事で撤去され、町内の愛宕公園の階段や同公園への道路約200メートルの石畳などに再利用された。
江渡さんは、地元であまり見かけない石材が大量に残っているのを不思議に思い、「まちおこしの材料に使えないか」と平成2年に調査を開始。石畳の石材が御影石と呼ばれる花崗岩だったことから、江渡さんは石畳の石片を携えて、昨年5月に花崗岩の産地として有名な小豆島を訪問した。
小海の花崗岩は、含有する有色鉱物の色合いから白っぽく見える「白みかげ」の中でも、赤みを帯びた独特の色調から地元で「さび石」と呼ばれている。野辺地町の石片はこれとよく似ており、江渡さんは島内で複数の石材関係者から、「石片は小海近くにあるこうもり山の花崗岩だ」との証言を得た。

