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「ササ異変」で京菓子ピンチ (1/2ページ)

2008.7.10 13:01
厄よけちまきを作る稲井敬子さん。ササを確保するのに苦労したという=京都市北区厄よけちまきを作る稲井敬子さん。ササを確保するのに苦労したという=京都市北区

 京都の和菓子に香りと彩りを添え、祇園祭では厄よけのちまきに欠かせない地元のササの葉が、数十年周期で局地的に起こるとされる「花枯れ」の影響を受け、壊滅に近い状態に陥っている。値段は例年の2倍以上に高騰しており、菓子の製造を大幅に縮小せざるを得ない老舗や、他県産で代用する山鉾(やまほこ)も出てきている。

 ちまきの老舗「川端道喜」(同市左京区)は、地元産のササを入手できないため、やむを得ず製造量を大幅に減らした。市内の百貨店へは例年なら毎日納入していたが、今年は土、日曜日に限定したという。

 夏本番を控え、水ようかんなど夏の和菓子向けの需要が増えることから、老舗にササを卸す業者は、青森や長野などの産地から仕入れる動きも広がっているという。麩(ふ)饅頭の老舗「半兵衛麩」(同市東山区)は「これからは他県のササも確保が難しくなるのでは」と話す。

 ササの葉は年中緑色を保つが、局地的に一斉開花し、実を結んだ後、葉が枯れる花枯れを起こす。理由は未解明だが、周期は60年とも120年ともいわれており、新しい葉をつけるまで4、5年はかかるという。

 京都のササは同市北部の花背や鞍馬産が、香りが高く和菓子用に適しているが、一帯では約4年前からササの花が咲き始め、次第に花枯れが広がってきた。

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厄よけちまきを作る稲井敬子さん。ササを確保するのに苦労したという=京都市北区
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