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【近ごろ都に流行るもの】都心で野宿 非日常の解放感求め (1/2ページ)
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貧乏旅行にはつきものの野宿。でも、最近は都会の公園などであえて野宿をする人が増えている。野宿を奨励するミニコミ誌も登場。快適な家があるにもかかわらず、あえて野宿するその理由は? 取材したミニコミ誌「野宿野郎」の編集長、加藤千晶さん(27)に誘われ、同誌主催の野宿イベントに参加した。
イベントが開催されたのは6月19日の「野宿の日」(6がひらがなの「の」に似ており、19は語呂合わせ)。場所は東京都新宿区の戸山公園。平日開催にもかかわらず、参加者は20代から50代の男女12人。バイクで世界一周した冒険家から雑誌編集者、自衛隊員、郵便局員、彫刻家…とバラエティー豊かな面々だ。
イベント自体は、各自が食料を持ち寄り、夜のピクニックをした後に寝袋で寝るというシンプルなもの。あくまでも寝ることがメーンだ。
参加者に、野宿の魅力を聞くと、「ストレス解消」「気分転換」「単純に楽しい」とさまざま。中には「人間の本来の姿」という意見も。月に3回は野宿をするという埼玉県新座市の藤本亘さん(32)は「室内よりも屋外の方が解放感があり、風の音や虫の声、暑さ寒さを感じられる。生きていることが実感できる」と話す。
いざ寝袋に入ると、確かに虫の声や木々のざわめきが耳に心地よく、意外なほど自然に眠りにつけた。しかし、2時間ほどで腰が痛みだし、あえなく起床。風呂にも入っていないため、体もベトベト。当初に思い描いた爽快(そうかい)な目覚めとはいかなかったが、夜空を見上げ、日の出とともに目を覚ます野宿は確かに、非日常を体験できる楽しさがあった。


