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写真家・梅佳代さん 「楽しい報道写真」が満載 (1/2ページ)
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愛機の一眼レフフィルムカメラ「キヤノンEOS5」には、漫画「ドラえもん」のキャラクター、ジャイアンのシールなどがぺたぺたとはってある。撮影モードはいつも自動で、露出補正などのテクニックは使わない。パソコンも利用しないから、フィルム一本やりだ。
現像も自分ではせず、カメラ店に持ち込む。手間は同じなのだが、「撮ったらプリントして見たいし、友達とかに自慢したいからデジカメじゃないの」。くったくなく笑い、まるで写真家らしさを感じさせない。
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写真を撮り始めたのは、石川県柳田村(現能登町)の実家にいた高校生のころ。家族は自身を含めて3世代7人。コンパクトフィルムカメラのファインダーを家族に向けては盛んにシャッターを押した。プロ野球のイチロー選手が好きで、「カメラマンになれたら近づけるかも」と進路は迷わず写真学校を選んだ。
出版した2冊の写真集は立て続けにヒット。ファースト写真集『うめめ』(リトルモア)は、「3000部がやっと」といわれる写真集の世界で、11万部を売り上げた。続く『男子』(同)は4万部。「ほめてもらって『やったぁ』って感じですね」。肩に力が入ったところがない。
写真集は、編集者の大嶺洋子さんとの二人三脚で編んだ。「最初から好感は持っていたが、こんなにバケてしまうとは」と大嶺さん。
「ハッとした瞬間を撮る」。そんな姿勢で撮った写真は、思わず吹き出してしまうシーンばかり。自身がいう「楽しい報道写真」のエッセンスが、『うめめ』には詰まっている。
『男子』は、写真学校時代の寮の近くにいた小学生を撮った作品集。「男子って無敵で、バカで、かっこいい」。一人の写真家を、まるで仲間のように迎える男の子たちの豊かな表情が見る者をひきつける。


